> スポンサー広告

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  • --.--.-- --:-- 
  • コメント(-) |
  • トラックバック(-) |
  • URL |

> story

イケドリ物語 


お題 「今日も 空が 青いのは なぜ?」




物憂げな美女がひとり 気だるく片肘ついている昼下がり
目の前の男に、彼女は問う
___ 「 今日も 空が 青いのは なぜ?」

「 それはですねぇ、色というものは、光がなくては在りえないものでして・・・・・」

ふぅ~ん・・・理系なんだわ、このひと。理屈っぽいかも
真面目みたいだし、将来はきっと出世すると思うけど・・・・なんか、つまんない。

彼女は彼の名前の上に棒線を引いた。 ハイ、消えた

次の男に、彼女は問う。
___ 「 今日も 空が 青いのは なぜ?」

「 なぜに、青という名前なのか?そもそも、ものの名前の概念というものは・・・・・」

あらまぁ・・・哲学?これは苦手だわ。こっちの話なんか、聞いてもらえなさそう
いちいち、存在の理由なんて考えて生きちゃいないってば・・・面倒な感じ。

彼女は彼の名前の上に棒線を引いた。 ハイ、消えた

その次の男に、彼女は問う。
___ 「 今日も 空が 青いのは なぜ?」

「 それは、あなたの美しさに空が嫉妬して、蒼ざめているから。あなたの光輝く・・・・・」

うわっ。詩人??なんだか、お尻がムズムズしてきた。これ、毎日はなぁ
しっかし、恥ずかしくないのかな~、本人目の前にして・・・いかん、酔ってる。

彼女は彼の名前の上に棒線を引いた。 ハイ、消えた

ふぅ・・・・ため息吐息
ダメ、今日もいい男には出会えなかったわ
男の数は星の数ほどあれど
いい男を見つけるのは 真砂のなかに豆の粉を探すようなもの
あの人以上の男っているのかしら?
こうまでしてでも、ここにはいたいけど・・・・
そのうち、だめだこりゃ、、って帰っちゃうかもしれないな。

「 かぐや 」
その声に振り返る彼女の瞳には 恋する女の輝き
「 今日の殿方はどうだったかな?」
「 変わりありませぬ 」
「 今日は、どんな無理難題を出したのかね?」
彼女は、彼に問う。
___ 「 今日も 空が 青いのは なぜ?」

「  ああ、青いね。いい空だねえ。気持ちが良くなるね 」

答えになってないっちゅぅ~の・・・でも、これがこの人なのよね
一目ぼれして、追いかけてきたのに
いつまでたっても、気がつかない。
とぼけているのか、ぼけているのか・・・・・

「 翁様。かぐやは、ずっとここに、貴方様といっしょに暮らしとう存じます。」
耳元で熱くささやいて
翁の衣のすそを
そっと、引っ張ってみた。

comment

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。