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俺のマンバケ 2 

【マンバケ4日目~】

間違いだった。
俺は天を仰いだ。
満点の星が瞬いている。

急いで乗りこんだ飛行機。
わりと空いている機内で、女はすかさず俺の隣に座ってきた。
よく喋る女だ。
「私も北海道初めてなんですよ~」
「でもね、ずーっと計画してたんです」
「見たい所がいっぱいあって~」
・・・・・・
眠い。

いつの間にか眠っていたようだ。
目を覚ましたのは、着陸前に乗務員から
「倒した座席をお直しください」と言われたときだった。
あわてて、座席を元に戻す。
女は黙って、窓の外を見ている。
夕暮れが近いのか、西日が射し込みかけていた。
「着いてから、どうするんですか?」
目を覚ました俺に気がついて、女が訊いてきた。
「えーと」
俺は鞄のなかから、計画書を取り出す。
「これ、なんて読むんだ・・。ナカシベツ?」
「え?」
「ナカシベツ空港に着いたら、宿の車が迎えにきてるはずなんだ」
「ナカシベツ?」
「そう。なんとかベツだろ?」
「中標津だったんですか??」

すごく嫌な予感がした。
「この飛行機って、中標津空港行きなんだろ?」
女は申し訳なさそうに答えた。
「いいえ・・・なんとかベツはなんとかベツですけど」
「何ベツだよ」
「紋別空港行きです」

モンベツ~~~~???
どこだどこだ、モンベツってどこだ
俺は焦って立ち上がろうとした。
「お客様、まもなく着陸態勢にはいりますのでご着席ください」
そうだ。飛行機のなかだった・・・
急いで、北海道のガイドブックの頁をめくる。
あった。紋別。
「なんだ。わりと近いじゃないか」
「そうね。同じ太平洋側だし・・・」
女が無邪気に言った。
「東京~静岡くらいかな?」

admi01b.jpg


東京~静岡・・なんとかなるんじゃないか?
頭のなかで東海道新幹線がビュワーンと走る。
だが、もちろん、北海道に新幹線はないんだぜ、俺。
とにかく移動しないと。
飛行機が着陸して、俺は駆け出した。
空港の案内所に飛び込む。
「今日中に、中標津に行きたいんだが」
「中標津ですか?」
「そうだ。飛行機あるかい?」
案内の女性は申し訳なさそうに答えた。
「申し訳ございません。本日のフライトはもう終了いたしました」
「え・・・?」
「こちらでは、東京間、札幌間、それぞれ1便のみの運航になっております」
絶句。
飛行機での移動しか考えていなかった俺は言葉を失った。
「中標津に行くには、バスと列車を使うことになりますが」
「バスと列車ですか」
「はい。紋別にはJRが通っておりませんので」
「バスで」
「そうですね、遠軽までバスで行きまして」
「いきまして?」
「そこからJRに乗って網走まで」
「網走・・・」
「そこから標茶までいきまして、あとはバスになります」

「つまり、今日中には無理なんですか?」
「はい・・・」
申し訳ありません、と頭を下げる女性の前で
俺は泣きそうになっていた。
バイト初日でこの有様。
しかも見知らぬ土地でトラブル・・・・。
バスに乗るしかない。
俺はフラフラとバス停に向かった。

突然、背後でクラクションが鳴らされて
俺はとびあがった。
振り返ると、すぐ後ろに一台の車が止まっている。
運転席の窓があいて、手を振ってるのは、あの女だ。
「レンタカー借りたんです~」
おお!
「乗っていきますか?」
俺はなんて運の強い男なんだ。
助手席に座る俺に、女が話しかけた。
「中標津ですよね?」
「そうだけど。、いいのかい?」
「私はいきあたりバッタリの旅だから。かまわないわ」
「そうか・・助かったよ」
飛行機のなかでは悪魔に思えた女が、今は女神のようだ。
「そこに、地図がありますから」
ハンドルをきりながら、女が言った。
「道を見ててください。私、地図が読めない女、なんで」

俺も、実は地図が読めない男だった。

「こんな一本道で、なんで迷うんですか!」
女が車を止めて怒鳴る。
どうやら、携帯電話で宿に「遅れる」と連絡してたときに
分岐点を見損なったらしい。
目印になるような建物なんか、まわりには無い。
さんざん走り回って、結局どこにもたどり着けなかった。
女が外に出て、八つ当たりするようにドアを閉める。
静かな草原に、荒々しく響く音。
あたりはすっかり暗くなっていた。

バイト先に電話する。
「すみません、もうこの仕事ダメかもしれないです」
消え入りそうだ、俺の声。
「まだ始まったばかりですよ?」
「はい・・・」
「宿には、逐一連絡すれば大丈夫ですから」
「そうですか、あの」
「なんですか?」
担当の女性はあのときと変わらない口調だった。
動揺することはないのだろうか・・・
「レポートはどうしましょうか」
「そうですね~。スケジュール通りにいかないようですし」
「・・はい」
「毎日、メールで送るっていうのはどうですか」
なるほど。
そうすれば、途中で何かあっても、そのときまでの記録は残る。
「わかりました。じゃ早速、今日の分を送ります」
「お待ちしてます」

女はこちらに背を向けたまま
夜空をじっと見上げている。
俺も、外に出てみた。
見事な星空だ。
「すごいな」
「ね、すごく綺麗」
降り注ぐように満天の星。
「空にこんなに星があるなんて知らなかった」
「うん。見えてなかったのね」
バイトするのも、女についてきたのも、間違いだった。
だが、この星空は、悪くない。

「綺麗だけど・・見ててもお腹はいっぱいにならない」
女がボソっとつぶやいた。
後部座席に置いた大きな鞄から、お菓子の袋を取り出した。
「こんなのしかないけど。」
「ありがとう」
俺たちは、ふたりして黙ったまま、ポテトチップを食った。
何か会話しないと・・・気まずい。
「北海道には、絵でも描きに来たのかい?」
「え?どうして?」
「だって、ほら」俺は指差した。
「スケッチブックだろ?鞄の中にあるの」
「ああ」
女は悪戯っぽく笑った。
「違うわ。あれは、魔法の絨毯よ」

その言葉の意味は、次の日にわかった。

つづく

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俺のマンバケ 

「キミ、休んでいいよ」
「!」
「明日から、1ヶ月の休暇だからね」
「え」
「心配すんな。 戻ってきても、そのままだから」
「い、いきなり明日からですか」
「ずっと前に通達は出してたはずだが」
「デスクの引き出しに入れたままなんじゃないですか?」
「・・・・・」

確かにその旨書かれた書類は渡されていた。
引き出し開けたら、奥に突っ込まれてクシャクシャになっていた。
うちの会社、ちょっと変わってるよな?
マンスリー・バケーション、略してマンバケ。
強制的に1ヶ月休ませるって・・・
いや、そりゃ休みたい奴もいるよ。
だが、俺は。

俺にはこれといって趣味も何も無い。
両親はとうに亡くなって、実家はもう処分してしまって
里帰りでゆっくり、なんてこともできやしない。
彼女とデート、相手がいない。
旨いものに興味はない。 観たい映画もさしてない。
仕事しか、することないってのに
1ヶ月、どーしろって言うんだ???

【マンバケ1日目】

「バイトしかない」
布団のなかでブチブチ考えていたが、どうやら案がまとまった。
規定違反になるだろうけど、バレないようにすればいいだろ・・
1ヶ月だけのバイト。
俺はとびおきて、部屋の隅に山積みになってる古新聞のチラシを漁りはじめた。
求人広告を、丹念に見ていく。
期間限定で条件に合う仕事は、なかなか見つからない。
あ~あ、やっぱり急な思いつきじゃダメだよな。
諦めて、今朝の新聞を読もうとして、、手を止めた。
小さな黄色いチラシに、「急募」の太字。

期間限定、1ヶ月だけのお仕事です
誰にでもできる簡単な作業です
電話連絡後、面接にて詳細相談
秘密は厳守いたします


秘密厳守・・・今の俺にはピッタリじゃないか?
仕事の内容や給料のことは一切書かれていなかったが
とりあえず、電話することにした。


「はい、ドリーム・トラベルでございます」
明るい声の女性が出た。
「あの・・求人広告のチラシを見たのですが」
「はい、お電話ありがとうございます。
早速ですが、面接のお時間を決めさせていただいてよろしいでしょうか」
「あ、はい」
「では、明日の13時に、当社でお待ちしています。お名前と連絡先をお願いいたします」
会社の地図はチラシに書かれていた。
ドリーム・トラベル・・・いったい、どんな会社なんだろう。
面接の約束はしたものの、不安になってきた。


【マンバケ2日目】

不安にはなったが、俺にはやっぱり、こうするしかない。
1ヶ月間、「何もすることねーよ!」と叫んでいる自分の姿が思い浮かぶのだ。
チラシに書かれてあった地図の通りにやってきて俺は立ち止まった。
思わず、息を呑む。
目の前にデカいビルが建っていた。
ドリーム・トラベルって、あんまり聞かない名前だが
実はその業界じゃかなり名の知れた会社なんじゃないか?
不安だったのが嘘のように、俺の心のなかに期待感が湧き起こってきた。
受付嬢に面接のことを話すと、人事課のフロアはこちらです、と案内された。
フカフカの絨毯に少し足をとられながら面接室のドアを叩く。
「はい、どうぞ」
女性の声がして、俺はドアを開けた。


簡単な質問のあと、面接官が言った。
「あなたの仕事は、旅行のモニターです」
「モニターですか?」
「はい。当社の商品のパック旅行に行き、感想をレポートしてもらうことなんです」
「旅行代金は?」
「もちろん、当社の負担です」
ニッコリと、彼女は笑った。
「バイト代もいただいてですか?」
「それはもちろん、お仕事ですから」
なんだかずいぶん、都合の良い話じゃないか?
うまい話にはウラがあるもんだ・・・。
「あの」
「はい?」
「旅行もできてバイト代も入って、いい仕事ですね」
「そうですね。最初は皆さんそうおっしゃいますが」
「どこか大変なところが?」
「旅行といっても、自分の行きたい所にいけるわけではありませんし」
「ああ、そうですね」
「1ヶ月にいくつかまわってもらうので、体力的にもキツイかと」
「なるほど」
思ったより、楽ではなさそうだが・・
「そういえば、秘密厳守と書いてましたが」
「ああ」
彼女は微笑みながら、俺をじっと見つめた。
「仕事がモニターですので、旅行先でのことはほかに漏らさないでほしいのです」
「それはそうですね」
「その代わり、あなたのことも細かい事は関知しませんので」
携帯電話さえつながっていればよろしいのです、
彼女は俺の目を覗き込んだ。
俺は、このバイトをすることになった。

【マンバケ3日目】

今日から旅に出る。
必要なものは一式入っていると渡された黒い鞄を抱えて
俺は空港に向かっていた。
パック旅行の代金は会社負担だが、そのほかの費用は
報告書を提出した後、清算することになっている。
「領収書を忘れないようにね」
最後にそう言って、面接官は俺を送り出した。

黒い鞄に入っていた計画書によると
最初の目的地は北海道になっていた。
いきなり北海道かよ!
自慢じゃないが、俺は京都へ修学旅行で行った以外、
遠くへ旅行をしたことがない。
北海道のイメージは、寒い、遠い、広い、熊と蟹、・・・・
なんてお寒いイメージだ。
空港の売店で旅行のガイドブックでも買うか。
もちろん、領収書はもらう。

「あの、北海道に行かれるのですか?」

声のするほうを振り返ると
会った事のない女だ。
「あ、あの、それ」
女は俺が手にしたガイドブックを指差している。
「北海道の本、ですよね?」
「そうですけど」
「わ、私も北海道に行くんですっ」
「そ、そうですか」
「はい。憧れの北海道なんです~~」
なんなんだ?この女。
女は、レジを通った俺の後をついてくる。
「北海道のどちらにいかれるんですか?」
「たぶん、札幌じゃないかな」
「そうなんですか。私は・・・」
俺は歩幅を広くした。
女との間隔があいて、人ごみにまぎれる事ができた。

札幌じゃないかな、とは答えたが
実は自分でもよくわかっていないのだ。
飛行機の切符には、聞いた事のないような地名が書かれている。
俺は、いったい、どこに行くんだろう。
待合室で、必死にガイドブックを読む。
鞄のなかには、「北海道秘湯の旅」3泊4日のチケットが入っていた。
「あ、またお会いしましたね!」
その声に顔を上げると、売店で出会ったあの女だ。
「そ、そのようですね」
「よかった~~。私、ひとり旅なんですよー」
「・・・・」
「ちょっと心細かったんです。少しお話して良いですか?」
心細いって、見知らぬ男に声をかけるような女が言う事か?
だが、心細いのは俺も同じだ・・・
「あ!」
突然、女が立ち上がった。
「い、今、搭乗の案内が聞こえませんでしたか?」
「え?」
「なんとかベツって、言ってましたよね!」
「なんとかベツ??」
確か俺も、なんとかベツってところに行くことになっていた。
北海道の地名って、なんでこうも覚えるのが難しいんだ。
「お、俺もいかなくちゃ」
「え?札幌じゃないんですか?」
「ああ。札幌じゃなかったみたいです」
「じゃ急がないと!最終の案内って言ってましたよ」
女が走り出した。
俺もあわてて後を追う。
この女についていったのが、そもそもの間違いだったんだ。

つづく


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親免許 序章 

時は20XX年。
 珍しく末っ子が遊びに来る。
「 カレシとはどう?元気なの?」
末っ子は気の合った人といっしょに生活している。
「 うん、そろそろ結婚しようかって思ってるんだけど。」
「 あらま、そりゃいろいろ大変ね。」
「 そうなの。子供ほしいって言うんだけどさ。」
「 そうそううまくはいかないでしょ。」
「 うん、でもとりあえず、親免許は取得しておこうかと思って。」

    止まらない少子化と、増え続ける子供への虐待に
    政府は方針転換した。“産めよ増やせよ”ではなく
    “少ない命を大切に”・・量より質へ、の時代である。
    親になるには 親免許を取得しなくてはならない。
    ただ産んだだけでは 親にはなれない。
    親免許を持っているものは、独身であろうと子育て経験の
    ないものであろうと、誰でも親になれる。
    無責任な親から保護された子供の育て親になれるのである。
    たとえ免許を持っていても、子供を育てるのに不適切と
    判断されれば、免許は剥奪され、子供と引き離される。
    ふたたび講習なり、カウンセリングなりを受けて
    免許が再発行されないかぎり
    親業には復帰できないのである。

「 さ~ちゃんはどうしてる?」
長女のことを尋ねる末っ子。長女は独身で暮らしている。
「 相変わらずだよ。でも、あの子も免許取るって言ってたかな」
「 へぇ~、シングルマザー?」

    シングルだろうが子供を産み育ててることに変わりない。
    不自由なところは社会が補うという方針になり
    以前より託児や保育施設、小児科施設が充実している。
    血の繋がりはもちろん大切だが、
    愛情があれば だれが育ててもかまわない。
    社会全体で子供を、彼らを育てる人たちを
    見守りサポートする。
    子育ては尊敬される仕事だという認識と手厚い優遇措置。

「 お母さんが子育てしてた頃とは違うよねぇ 」
「 一緒にどう?お母さん 」
末っ子が笑ってさり気なく言った。



   

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ひとりの趣味 


その頃、いろいろと嫌なことがあって
僕はよく山に登っていた。
一緒に住んでた女は僕の趣味に興味のある人じゃなかったし
疲れるのは嫌いだからって、山にはついてこなかった。
「どこが楽しいのかわかんないわ」
登ってみなくちゃわかんないよ、と僕はいつもボソっと言う。

山道を踏みしめて歩いていると
心が不思議に落ち着いてくる。
足元だけを見て、路傍の草花を見て。
時折の人影に顔をあげれば、
微笑とともに、「こんにちは」と軽い挨拶が交わされる。
山頂に着いて、風を受けながら下界を見ているときだった。
「すみません、シャッターを押していただけますか?」
その声に振り向くと、華奢な体で微笑んでいる女性がいた。
それが、彼女との最初の出会い。

蒸し暑い雑踏のなか、鈴の音を聞いたような気がした。
かすかに鳴る涼しげな音。
どこか懐かしさを感じて辺りを見回すと
遠くでヒラヒラと何かが振られている。
僕は惹かれるように歩いていく。
「おぼえていますか?」
チリチリと小さくなる鈴は、そう、彼女の細い手首に飾られたブレスレットで鳴っていた。
「ああ、あの山で」
「はい。その節はありがとうございました」
彼女は一枚の写真を僕に渡す。
山頂で撮った写真だった。

そして僕らは出会って、恋におちて、一緒に暮らすことになった。
前に一緒に暮らしていた女はとっくの昔に出て行ってしまってたし
よくある話しだと、僕は思っていた。
彼女と暮らし始めてから、なぜか山登りの回数は減っていった。
山で知り合ったはずの彼女からも、山登りに誘う様子は見られなかった。

「どうしたの?その自転車」
ある日、僕が買ってきた自転車を見て、彼女が驚きの声をあげた。
「買ったんだよ。最近、職場の人がよく自転車で通勤してくるんだ」
「・・・で、あなたも自転車を?」
「うん、始めようと思って」
自転車を磨く僕を見る彼女の目はなんだか悲し気だったけど
それがなぜなのか、僕にはわからなかった。

休日になると、自転車で郊外を走る日々が続いた。
一人で。
彼女は僕の趣味に興味のある人じゃなかったし
疲れるのが嫌いだからって、ついてこなかった。
「どこが楽しいかわかんないわ」
「乗ってみないとわかんないよ」
出かける前に僕はいつも、ボソっと言う。

その日も僕は湖のそばまで自転車で走った。
汗を拭って水を飲んでいると
「すみません、写真をお願いできますか?」
振り返ると、自転車からおりてきた華奢な体の女性。
それが彼女との最初の出会い。
カメラを受け取る彼女の手首のブレスレットで、小さな鈴が揺れている。
どこか懐かしいその音。
「どこかで・・・お会いしたことはありませんか?」
彼女はゆっくりと微笑む。

「きっと、どこかで。また、お会いできますよ」



「大変ね。彼に合わせるのも」
「そうね。今度は自転車だって」
「そうなんだ・・・じゃあなたも買って?」
「もちろんよ。もう山登りの女は眼中にないわ」
「そっか。じゃ次は自転車での出会いってわけね」
「そうなるわね」
「記憶が続かないんじゃ・・・しかたないか」
「この鈴だけは・・かすかに記憶に残っているらしいわ」

チリチリ、とブレスレットについた鈴が
私を応援するように笑った。



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